J−509−20:ハイレッグホーン(酉型 試作機)

 

正面より
全然、鳥型に見えません。

側面より。この方向から見ても、何だか微妙です。

ウイングとブレード展開状態。名前の元になっている割には、
地味で目立たないストライクスパイクが見えます。
白い穴は、歩かせようとした管理人の努力(悪あがき)の後で
す。ゴドスの脚部は、左右逆にして、使用しています。

後方から。
このブースターも、プラ板による自作。

上部より。
細かい点が見えない分、このアングルが、一番鳥らしく見
えるかも。
間抜けな事に、レーザーブレードの取り付け方を間違い、
左右で、形状が逆となっています。

突撃用防護プロテクター、展開状態。
鶏が喧嘩する時に、襟を広げるのをイメージしましたが、
あまり上手くいってないですな。

コクピット付近。肉垂(にくだれ)に当たる部分は、IRSTとか
言うセンサー類になっています。アパッチ戦闘ヘリとかの前
についている奴をイメージしてもらえれば、分かりやすいかと

火器類のアップ。作っている時は、結構自身あり、
だった筈なのだが・・・・・。
因みに、ガトビム砲もAZMランチャーも、左右にクル
クルと手動で動かせます。ランチャーは、上下の角
度変更も可能。作成はプラ角材とプラ板の組合せ。
ガトビム砲は、3mmプラパイプ他とで出来てます。

元になったゴドスとの比較。一応、小型ゾイドとして作ってい
たつもりですが、こうして見ると、中型クラスな感じです。
ま、そこは設定でもある、補強が成されたという事で・・・・

活躍予想図

PUTOby (c)Tomoyuki.U )URL( http://www.yun.co.jp/~tomo/photo.html )

評価試験中と思われるハイレッグホーンの画像。画面奥には、2機の同機と、恐ら
く、模擬戦闘の為に用意されたであろう、ゴドスの姿も見える。

機体説明などは、管理人が勝手に考えた物です。公式の物とは、何ら関係ありません。

DATA:J−509−20 ハイレッグホーン(酉型)

全長:14.4m  全高:12.0m

重量:21.5t 最高速度:240km

装備:クレストレーダー  レーザー測距離装置  IRST(赤外線捜索・追跡機材)  突撃用防護プロテクター  対ゾイド四連装ミサイルランチャー×1  23mmガトリングビーム砲×1  レーザーブレード×2  加速用ブースター  ストライクスパイク×2

機体説明:鳥型のゾイドは、その構造上の脆さから、軍用に利用し難いゾイドと、言われている。過去のペガサロスにしろグライドラーにしろ、原型を想像し難い程の改造を経て、ようやく利用できるという有様で、同クラスの小型ゾイドの中でも、製造にはコストがかかり過ぎる事から、やがて各国は、そのまま利用可能な、頑丈な翼竜型ゾイドを、ベースに選ぶようになっていった。(鳥型の中では、シュトルヒはもっとも成功した例であろうが、これは元の野生体が優れていたとも言えるし、少なからずシュトルヒの野生体には、恐竜型ゾイドの遺伝子が、影響しているとも考えられている。)
ジェニーインダストリーによって試作されたこのゾイドは、そんな鳥型ゾイドをベースにした物ではあるが、実は、空戦型のゾイドではない。
時は、西方大陸戦争が始まった頃。
帝国に劣勢を強いられていた共和国は、兵力の確保に追われていた。そんな中で、首脳部は、あらゆる試みを行っており、その一つとして上がってきたのが、このゾイドの試作である。
このハイレッグホーンの元となった野生体ゾイドは、鳥型にして、陸上生活を選んだ種であり、空を飛ぶことは出来ない物の、頑丈さでは、従来の鳥型ゾイドの比ではないという調査報告が出ていた。但し、これは鳥型ゾイドの中での事であり、他のゾイドと比べての事ではない。
しかし、安易にこの調査報告に飛び付いた共和国首脳部は、このゾイドを用いた試作型の開発を決定した。当初は、軍部が担当する事になってはいたが、体力的に余裕の無かった当時の共和国陸軍は、民間への発注を決定する。そこで依頼をまかされたのが、ジェニーインダストリーであった。
最初、この依頼をされた時、ジェニーインダストリーのマーク・デボンス社長は、眉間に強く皺は寄せたが、文句一つこぼさずに、承諾したという。
明らかに、採用の可能性の低いこのゾイドの試作依頼を受けたのは、デボンス社長が、軍、しいては首脳部に、恩を売る事が出来るという、目論見があっての事だと言われている。
むしろ、この試作依頼を聞いて困惑したのは、開発スタッフの方であった。ゾイド開発は、少なからずリスクを負う物であるが、この様な、安易に決定したゾイドの開発は、まず、上手く行かない事を、経験上、彼らも知っていた。が、開発チームの一つ、ライトワークス、ホス・ギブソンの「面白そうだ。」の一言で、開発はスタートする。
軍部から要求されていた試作依頼は、「陸戦ゾイドとして第一線級の戦闘力を持つゾイド」という、漠然とした、それでいて投げやりなもの(責任が他人事となった事で、如何に期待していなかったかが分かる一文でもある。)であったが、更にデボンス社長は、これに「コストを抑える事。」という一文を付け加えた。
無論、デボンス社長も、このゾイドの採用を、本気で考えていた訳ではないので、社員達の技術向上の狙いも、あったと思われる。
こうして始まった試作開発であるが、誰もが予想していた通り、困難の連続であったという。
鳥型ゾイドの中でも頑丈と言っても、他の陸戦ゾイドの列に入れると、それは最低ラインギリギリに入る程度であり、決して第一線級とは、呼べる物ではなかった。
しかし、スタッフの努力により、約10ヶ月後には、その試作型を、完成させてみせたという。
野生体がそのまま持つ、特徴的な脚部の鋭利な爪を、格闘用に残してもいたので、スタッフ達は、愛称と帝国への皮肉を込めて、「ハイレッグホーン」と呼んでいたという。
性能も高く、テストにおいても、第一線級の戦闘力を、軍関係者に見せつけて、驚かせた。
特に、尾羽に増設された、加速ブースターを持って得られる最高速度は、240kmにも及び、意外と高い機動性を発揮している。また、装甲を兼ねているウイングは、元の野生体自体の羽が、機能を失なっている為、空を飛ぶことは、全く出来ないものの、高速走行時には、機体の安定と、運動性能アップを両立させるのに、役立っている。そのウイングに取り付けられているレーザーブレードは、小型ゾイドとしては強力な格闘武器に入り、最高速と合わさって、ハイレッグホーンに、強力な高速戦闘能力を与えている。
そのレーザーブレード、試作機故でもあったのだが、業社の発注ミスにより、左右で形状が違うものが来たが、やり直しのコストと、時間に余裕が無かった為、そのまま取り付けられた。
火器は、機体バランスの関係上、背部に装備されたガトリングビーム砲とAZMランチャーだけである。ガトリングビーム砲は、23mmと口径が小さいが、一発一発の打撃力はかなり強力である。しかし、これもどちらかと言えば、同クラス、もしくは対歩兵用武器であるので、大型、中型クラスのゾイドに関しては、対ゾイドミサイルか、レーザーブレードしか、対抗できる武器がない。
機体前部に装備されている突撃用防護プロテクターは、当初Eシールドジェネレーターを搭載予定であったが、コストと開発の遅れから、特殊素材の装甲が、ダミーとして取り付けられている。が、テストの結果から、ハイレッグホーンのゾイドコア出力では、コンバットモード時には、ガトリングビーム砲やレーザーブレードと併用しては、Eシールドジェネレーターは使用できないことが分かったので、もし正式に採用されたとしても、そのままであった可能性がある。
このハイレッグホーン、クレストレーダーをはじめ、レーザー測距離装置など、センサー類が充実しているが、そう言った機器を、主に生産しているジェニーインダストリーの特徴がよく出ているゾイドでもある。
このように、鳥型ゾイドにしては、高い陸戦能力を発揮したハイレッグホーンではあったが、やはりこのゾイドが、正式に採用される事は、無かった。
何故なら、第一線級の戦闘力を持たせるために、構造の補強を行った結果、結局コストが跳ね上がり、製造するとなると、同じ小型ゾイドの平均よりも、1.8倍強ものコストが、かかるからである。
また、デボンス社長の要求に応えるべく、スタッフがギリギリにコストを抑える試みをした結果、機体バランスとの問題もあって、火器類の装備が、背部のみに限られており、拡張性が低く、同じレベルの小型ゾイドと比べても、装備搭載量などでも、かなり劣っていた。
試作のみで終わったハイレッグホーンだが、その姿は、ジェニーインダストリー本社正面玄関に、見ることが出来る。これは、デボンス社長の技術者達への嫌みであり、また戒めであるとも言われるが、氏は、この事については、一切言及していない。

制作者より:酷い駄作です。コイツのお陰で、管理人、暫く何もやる気が起きませんでした。2005年早々、散々な目に遭いました。
大抵の場合、管理人が作るゾイドは、途中からイメージしていた物と、違う方向に行ったり、作っている最中に、「駄目だコリャ。」とか、「疲れた。」「嫌だぁ。」とか思いながら、やっている物ですから、完成してみると、意外に良くできたと、満足してきました。
しかし、今回のこのゾイドは、初めから終わりまで、イメージした通りの物が出来上がった物の、実は、イメージに100%近い物ほど、出来上がると大した事無いという現実に、打ちのめされました。
まるで、今まで、通り過ぎるだけのレストランで、ディスプレイされている美味しそうな料理を、いざ食べてみると、全然不味かったという結果の様です(分かり難いですか。)。
コイツを企画したのが、12月に入った頃。その年の干支にちなんで、扉絵を飾ろうと思って作り始めたのですが、作っている最中は、夢を見ているか、魔法にかけられているかの様で、全然、その酷さに気づきもしませんでした。まあ、夢から覚めてみると、現実が待っていた分けでして・・・・・・。いやもう、コイツのお陰で、自分の部屋にも戻りたくないほど、やる気メーターが、マイナスを指してました(気付かなかっただけで、下手すると、鬱に入りかけていたのかも・・・。趣味でストレス溜まるって、どういう事?)。
えー、キットの方は、ゴドスをベースに、0.5mmプラバンで作ったパーツを、くっつけていっただけです。特に難しい作業は無かったのですが、試作段階で動いていたのが、塗装したり、その他の部品を全部付けたら、自力での歩行は、無理っぽくなってしまいました(床を叩くなどして、衝撃与えると、何とか歩く。)。ガトリングビーム砲も、作っている最中に、何度か試した時は、割とクルクルと回った物の、完成後は、微妙です。色の方も、今見てみると、もう少し白っぽかった方が、良かったのではないかと、後悔しています(作っている時は、軍用試作機なので、これで雰囲気が出ると盛り上がっていたのですが。)名前の方は、昔、祭りで買ったヒヨコの種類が、白色レグホンとかいう鶏だったのを思い出したので、それらしくして付けてみました。
何度も、壁に叩き付けて、破壊してやろうかとも思いましたが、かかった資金と時間、苦労が思い出されて、取り敢えず踏みとどまっています。
本当に、酷い物作っちゃったよ(泣)。

 

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