DBOZ−17 ギル・ベイダー(ワイバーン型)

長い修復作業を経て、遂に形を成したギル・ベイダー。

我が子のように可愛いです。

下から煽るアングルが好き。とにかく格好いい。

ということで、入れ込みが半端ではないので、下記の機体説明は、

特別に長いので、気合いれて読んでね。

後ろから見ても、隙のない格好良さ。

切断翼があると、全体的に締まりますね。

どっから見ても格好いいです。完全に私的な意見ですが・・・・・。

元々このHP自体がそのような仕様なので、勘弁してね。

機体解説は個人的見解が入っているので公式のものと違う部分もあります。

DATA:DBOZ−17 ギル・ベイダー(ワイバーン型)

全長:43.2m  全高:16.6m  全幅:36.7m

重量:333t 最高速度:(飛行時)マッハ4.0 (走行時)80km/h

装備:プラズマ粒子砲×4  ニードルガン×10  重力砲(G-カノン)×4 ツインメイザー×1  ビームスマッシャー×4  レーダーシールド×1  磁気振動システム×1  フエルタンク×1  後部切断翼×

機体説明:旧大戦時に開発され、今尚、最強空戦型ゾイドとして知られるのが、このギル・ベイダーである。時代が移り、西方大陸にて戦が行われ、新型のゾイドが開発されている現在に於いても、未だこのゾイドを超える物はない。万能性、戦闘力、どれを取っても比類なきゾイドである。その開発計画自体は、戦線に投入される10年以上も前から存在し、その前身は、暗黒大陸に住む、謎の”竜”生命体の研究機関であったと言われている。後にこれが、兵器開発計画に移行し、「プロジェクトЖ(ジェー)」の呼称の元、A〜Hの8つのプロジェクトチームによって、その準備が進められる。1番の難題とされていたのが、この”竜”生命体のゾイドコアの制御方法であった。強力故、そのコアは人のコントロールを受け付けず、凶暴故に、押さえつけようとする者に激しく抵抗したという。しかし、全く打開策の見えない中、Dのコードナンバーが与えられたプロジェクトチームが、20%の出力に押さえたとはいえ、制御に成功。そのままこのチームは、ゾイドコア・コントロールプロジェクトチームとして編成し直され、専任される。その後、紆余曲折を得て、他のプロジェクトチームも合併と消失を繰り返し、最終的には、B、D、F、Gの4つのプロジェクトチームが、この”竜”生命体の兵器化計画に取り組むことになる。最初に試作型に漕ぎ着けたのは、Fのチームで、そのゾイドは主に陸戦主体の物であったといわれる。この試作第1号機には、仮称として「ゼイリス」の名が与えられた。”竜”のゾイドコアコントロールは、この時、出力40%に迫っており、その試作段階の物を搭載されたとはいえ、そのゼイリスは、現行のゾイドとは比較にならない戦闘力を有していたという。特徴としては、並行して開発していた重力砲を搭載していた事であり、これが後のG−カノンの等の重力を扱った兵器の基となる。続いて試作機を作り上げたのは、Bのチームで、「ゾンライド」の仮称が与えられた。ゼイリスと同じく、陸戦が主体の兵器であったが、戦闘力で目立った特徴はなく、兵装も現行の物が搭載され、ゼイリスと比べると、その戦闘力はイマイチであったという。しかし、このゾンライドの最大の特徴は、行動時間にあった。背部に搭載された燃料循環システムにより、通常機の30倍以上の活動を、無補給で行えるという、驚異的な物であった。これが、後のフエルタンクとして完成する物である。一方、Gのチームは、この時点で未だ、飛行装置の開発にようやく成功したばかりであり、試作機の製作には至らなかった。しかし、これら2台の試作機は、あるゾイドの登場により、その仕様を問題視される。そのゾイドとは、ゼネバス帝国のデスザウラーであった。荷電粒子砲など、その当時としては桁外れの能力を持っていたにもかかわらず、この時点では、まだ試作機とはいえ、ゼイリスとゾンライドが問題視するほどの機体ではなかった。極秘扱いになっていたプロジェクトЖは、ゼネバス帝国にその存在が知られることのないまま、デスザウラーはデーターを密かに盗まれ、それを越えるゾイドの開発に利用されることになる。この時、ゼイリスとゾンライドは十分にこのデスザウラーを越えており、来るべき大陸間戦争も、さほど問題にはならないように思えた。しかし、デスザウラーを基準に据えた結果、プロジェクトЖは大きな転換を迎えることになる。デスザウラーがマッドサンダーに対し、為す術がないという実戦データーが届くにつれ、現状の試作機では、優位性の維持が、どこまで持つか計りきれなくなったのだ。その後、新型飛行装置を搭載したGチームの試作機、「ギルス」が出来上がると、この問題と相まって、空戦型と陸戦型との間で、”竜”の兵器化計画は、真っ二つに割れることになる。その渦中、注目を集めたのが、デスザウラーに翼を付けて飛行させた改造タイプ、デスバードである。その戦闘力は、空戦派の注目を集め、開発計画自体にも大きな影響を与える。しかし、この飛行型の製作には、当初の見積もりからも、陸戦型の3倍のコストが掛かるとして、難色を示されていた。結局、デスバードという模範がありながらも、プロジェクトЖは混迷から抜け出せず、そうこうしている内に、ガイロス皇帝の中央大陸進出計画が急速に持ち上がり始める。そして、ガイロス皇帝は、迷走する計画に、取り敢えずの打開策として、ゼイリスのスケールダウン版を主力ゾイドとして、正式に採用することを命令する。実はこの時、ゼネバスを吸収する事を考えていたとはいえ、ガイロスの兵にとっては、共和国は未知の相手でもあった。そこでガイロス皇帝は、初戦で共和国の力量を計り、それを元にこれを超えるゾイドの開発を進めさせようと考えていたのだ。そのデーター収集兼、尖兵となったのが、デッドボーダーである。その戦闘力は、当初、陸戦派の注目を集めていた改造デスザウラー、デスシャドーのそれを意識しており、開戦当時から存分にその威力を示し、開発計画自体を陸戦型に傾けさせるほどの物であった。しかし、国力の差から、ジリジリと押され始め、又、ヘリック共和国が新型ゾイドを投入するにつれ、デッドボーダーの優位性は保てなくなっていった。その最大の要因は、共和国の航空戦力であった。当初、レドラーを主力として、それで制空権を確保しようとしていたガイロス帝国であったが、レドラーが純粋な戦闘機なのに対し、共和国のそれは、制空、要撃、爆撃と、豊富な任務に対応し、多彩な攻撃と戦術を提供していた。対して、ガイロスの航空戦力は、制空には役だったが、後が続かず、地上部隊を援護する事に関しては、イマイチであった。特に、ガイロス帝国にとっての驚異は、サラマンダーのその爆撃力であった。その速度、航続距離、高高度飛行能力など、如何に空戦型ゾイドが重要であるかを、思い知らされることとなる。その結果、プロジェクトЖは、遂に、その開発コンセプトを、空戦型ゾイドへと決定されるのである。しかし、Gチームの開発したギルスのみに開発が絞られた訳ではなく、ゼイリスとゾンライドのデーターも統合する形で、プロジェクトは進む。その後、機体自体の開発は順調に進み、この時、ゾイドコアの制御率も、50%にまでアップしていた。残る問題は、この空戦型ゾイドに搭載される主力兵器に関することであった。この兵器に関しては、一貫して重力兵器を開発し続けたFのチームが、「ΤV」と呼ぶ試作型の重力砲と、Bのチームが開発した、荷電粒子圧縮装置を利用した新型、「スマッシュ」と呼ばれる兵器のどちらかを採用するかで、コンベンションが行われている。この2つの兵器は、それぞれデッドボーダーとアイアンコングに装備され、試験的に運用された。コンベンションの結果、完成度、安定性の面で、後者のスマッシュが正式に採用されることとなる。これには後日談があり、ΤVがいまだ調整中の試作にとどまっているのに対し、スマッシュは既に、実戦運用にまで漕ぎ着けており、実際にこのスマッシュを搭載したアイアンコング、3機の内1機、ブラックコングと名付けられた機体が、研究施設に侵入した敵相手に戦闘を行っている。この様に、実戦データーまで得られたスマッシュは、未だ試験運用レベルでしかないΤVを押しのけ、後に「ビームスマッシャー」の正式名称を得て、空戦型ゾイドへの搭載が決定する。(余談であるが、ΤVは大戦末期には完成しており、後にデスキャトに搭載されるブラックホール砲としてその名が知られる様になる) このビームスマッシャーは、デスザウラーの荷電粒子砲の発展型であるが、デスザウラーのそれが広域にシャワー状に浴びせ威力を少なからず分散しているのに対し、ビームスマッシャーは、凝縮して更に回転力を与えて打ち出すことにより、敵を破壊する能力に於いては、デスザウラーのそれを上回っていた。このビームスマッシャーに掛かってしまえば、対デスザウラー兵器として開発され、荷電粒子砲に対しても万全な装備を持つマッドサンダーですらも、易々と切り裂かれたという。そしてZAC2053年初頭、最終的なコンベンションが、2機の試作型によって行われる。Gチームが、当初から開発し続けた完全空戦型ゾイド「ギルスW」と、B,Fチームが開発した、空陸両用の能力を持つ「ベイダー」の2機種が、最終評価試験を受けた。分かれて開発されてはいるものの、この2機種は、陸戦も出来るかどうかという違いがあるだけで、両機の能力は、互いのチームがデーターを交換して開発していたこともあり、甲乙付けがたい物があった。選考の結果、万能性を求めた軍部により、B,Fチームが開発したベイダーに軍配が上がる。その後、最終調整が行われた後、ZAC2053年の10月には、「ギル・ベイダー」の正式名称が与えられ、実戦に投入されることとなる。また、”竜”のゾイドコアのコントロールは、結局60%の壁を破れず、最終的には、51.8%に落ち着く。しかし、この制御率は、整備記録によれば、毎回変わっており、その後もアップグレードが試みられたようである。資料に残る最高記録は、61.52%であるが、その後この数字が見られないことからも、如何にコントロールが微妙な線で成り立っているかが解る。登場した際、ギル・ベイダーに対抗できる機種は、後のキングゴジュラス以外に、事実上存在しないのだが、ヘリック大統領の策にガイロス皇帝がはまってしまったことから、その能力を存分に発揮できる期間は、短かった。歴史にifは存在しないが、もし、あそこで運用方法を間違っていなかったら、追いつめられていたのが共和国であることは、想像に難くない。

キットについてと個人的な好き嫌い:上記でかなり好き勝手に書いてますが、それだけ、このゾイドに入れ込む思いが、伝わるのではないでしょうか。私に、再び(ゾイドに)興味を持たせたという意味でも、非常に思い入れのあるゾイドです。一応、賛否両論の意見がありますし、興味のない人には、さほど魅力のない事も事実。好きな人は好き、でも興味ない人にはそれなり。なのですが、このゾイドの魅力に取り付かれた私にとっては、もはや、このギル・ベイダー抜きでは、ゾイドを語れません。特に、上記のギル・ベイダーは、自分で欠品部分を補ったので、尚更です。その魅力は?と聞かれたら、「最強伝説、デザインの格好良さ」と瞬時に答えます。悪魔的な、有る意味、悪のヒーローといったそのデザインは、見る者に、圧倒的な存在を、誇示しているのではないでしょうか。まさに、魔王と呼ぶに相応しいのですが、どこか、高貴な感じも持ち合わせ、私には、落日のゾイド期に誕生した早すぎた孤高の王者として映り、どこかもの悲しささえ感じます。後々になってその存在が評価され、今では、元値の10倍以上の値段でやり取りされるのが、当たり前の状況です。恐らくこの頃、ゾイドから離れた人が多く、その魅力有る存在に気付くのが、遅すぎた。あるいは、見逃してしまったのでしょう。かく言う私も、この2つの事柄が当てはまります。プロフィールで、ネット状で初めてその存在を知ったようなことを書いていますが、記憶を手繰ると、CMでその存在を、見ていたようなのです。しかし、ゾイドから離れてしまった私には、その存在はきっと、他の忘れてしまったゾイドの存在と同等だったのでしょう。今思い出しても、非常に悔やまれます。 キットとしては、前進し、口を開閉、尻尾と翼を上下させ、ビームスマッシャーを回転、目とビームスマッシャー部が点滅と、一見豪華なようにも見えますが、他のゾイドとギミックはさほど大きく離れているわけではなく、目新しさはありません。しかし、その動いている様は、ダイナミックで、非常に格好いいです。好き度なんて、とっくに意味を持ちません。私にとっては、このギル・ベイダーこそ、ゾイドを象徴する存在なのです。

 


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